先日、興味深いデータの話を耳にしました。
2024/06/22
先日、興味深いデータの話を耳にしました。それによると、チーム打率が.144以上であれば、送りバントをするよりもヒッティングを選んだ方が得点できる確率が高いというものです。
具体例として、無死1塁の状況で送りバントをして一死2塁にするよりも、打たせた方が得点できる可能性が高いということです。この理論を提唱しているのは、大阪学院大高校の辻盛監督です。大阪学院大高校は、あの名投手江夏豊を輩出し、今春の大阪大会では強豪校である履正社や大阪桐蔭を破り優勝したことで知られています。
この高校の特徴として、試合中に基本的にノーサインで選手たちに任せることや、監督が選手を叱らずに信頼し続ける姿勢があります。辻盛監督は、大阪市立大(現・大阪公立大)でも12年間監督を務め、高校野球の指導においても経営者としての経験を活かしています。
辻盛監督の哲学によれば、全てが確率に基づいて行われています。そのため、チーム打率が.144以上であれば送りバントをするよりも打たせた方が良いとしています。さらに、打率が.144以下の選手が無死1塁の状況で打席に入った場合、その時は送りバントを選択するかもしれないと笑いながら説明しています。
このように、確率に基づいた野球を実践していることが伺えます。今夏の大阪学院大高校の活躍がとても楽しみです。
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