甲子園最後の隠し球！

皆さんは、甲子園大会で隠し球が行われたのを覚えていますでしょうか。というか、高校野球で隠し球をやったことがある選手が居たの？と驚かれる方もいらっしゃるかと思います。

実は、過去に甲子園の大舞台で隠し球を成功させた高校生が存在しました。その名も元木大介です。後に読売ジャイアンツにドラフト1位で入団し、昨年までジャイアンツでコーチを務めていたあの元木さんです。

当時、上宮高校でショートを守っていた元木さんは、3回戦の高知商業戦で相手の流れを完全に断ち切る隠し球を成功させ、その試合も7-3で勝利しました。このプレーにより、世間が大騒ぎすることに。

このプレーを快く思わない高校野球ファンから上宮高校へ抗議の電話が殺到しました。そして、この隠し球がきっかけで、高校野球では隠し球が禁止となったのです。

元木さんのこのプレーはルール違反ではないのに禁止になるなんて、なんだか不思議な気もしますが、規則として改められたのです。

甲子園大会で抗議殺到というと、松井秀喜さんの5打席連続敬遠も思い起こされます。敬遠自体もルール違反ではないのですが、当時高校野球ファンの逆鱗に触れ、対戦相手の明徳義塾も非難にさらされました。

それでも、元木さんはプロ入り後も2回ほど隠し玉を成功させ、自分の持ち味を貫いた姿勢が感じられます。

さあ、野球やろうぜ！

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