25歳以上か未満かで、プロ野球選手のメジャーリーグ移籍において大きな差が生まれるというのは、あまり知られていないかもしれません。25歳未満の選手がメジャーリーグ球団と契約する際には、国際ボーナスプールシステムによって契約金が制限されてしまいます。これが、優秀な選手であっても、大きな財政的恩恵を受けるのが難しい理由です。一方で、25歳以上の選手の場合、メジャー球団は契約にあたって譲渡金を球団に支払うこととなります。ヤクルトの村上宗隆選手が25歳以上の年齢で来オフにメジャー移籍を目指しているのも、その一因と考えられます。村上選手が移籍すれば、ヤクルトには多額の譲渡金が入ることが予想されます。移籍によっても恩恵を球団に返すその姿勢は、球団への感謝を表現したい選手たちにとって重要なポイントかもしれません。村上選手が掲げる日本一という目標も、そうした感謝の表れの一つとも言えるでしょう。

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