今シーズン、阪神タイガースの近本光司選手が、セントラル・リーグで19個の盗塁で盗塁王となりました。この数字は20個未満ということで、セリーグ史上初の記録となり、ファンの間では大きな話題となっています。一方で、メジャーリーグでは大谷翔平選手が59個の盗塁を達成し、数の違いが感じられますが、これはリーグ間の競技環境の違いが大きく影響しています。

メジャーリーグでは、ピッチクロック制度により牽制が実質2回までとなっており、盗塁が非常にしやすい状況です。対して、日本プロ野球では、牽制が何度でも可能で、ピッチャーのクイックモーションもとても速く、盗塁には一層の工夫と技術が求められます。この環境の中で近本選手は、入団から6年目にして5度目の盗塁王を獲得しました。

彼の盗塁数は、年を追うごとに36→31→30→28→19と減少傾向にあります。その要因には、盗塁による身体への負担や年齢的な課題もあるでしょう。しかし、20個での盗塁王は少し物足りなさも感じられます。盗塁王に値する盗塁数は何個が理想的かという議論も興味深いテーマです。そんな話題を楽しみながら、次の試合での選手たちの走塁にもぜひ注目して応援したいものです。

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